成果紹介
「竹製温泉冷却装置」の開発
金型用CCM加工システム開発に関する研究
県産材を使った新たな木製品開発
事業紹介&事業報告
北部九州地域高度金型中核人材育成事業
平成1 7年度・技術研修の開催(技術研修事業)
MZプラットフォーム講習会の開催
第1回食品加工技術高度化研修会の開催
公設試農工連携共同研究を開始
大分県知的所有権センターからのお知らせ
2 0 0 5科学技術フェアの開催
ニュース
竹製接合具が木材加工技術賞を受賞
「竹のデザインコンペ2 0 0 5」 作品募集中 - - - - 1 - 4
- - - - 5 - 8
- - - - 8
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大分県産業科学技術センターニュース
大分県産業科学技術センターニュース
Oita Industrial Research Institute http: / / www.oita- ri.go.jp/
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別 府 観 光 の シ ン ボ ル 「 地 獄 め ぐ り 」 は 色 鮮 や か な 熱 池 を
巡るコースです(図1)。鉄輪温泉では地獄に代表される沸
騰 状 態 の 源 泉 が 多 く 、 入 湯 施 設 で は 泉 温 の 高 さ が 悩 み の 種
になります。ある施設では湯量豊富な源泉を持っていますが、
湯 口 か ら は チ ョ ロ チ ョ ロ と し か 湯 が 出 て お ら ず 「 も っ と 湯
を 入 れ ろ 」 と 入 湯 客 か ら 叱 ら れ る そ う で す 。 た っ ぷ り と 源
泉を注ぎたいのは山々ですが、泉温は1 0 1℃もあるので全
量 を 浴 槽 に 投 入 す れ ば 「 お 客 さ ん は カ マ ユ デ で す わ 」 と 経
営 者 は 苦 笑 し ま す 。 こ の た め 、 何 分 の 一 か を 浴 槽 に 導 き 、
あ と は 泣 く 泣 く 湯 を 捨 て て い る の が 実 情 で す 。 湯 量 が 足 り
ない温泉地からすれば実にもったいない話でしょう。
別 府 ・ 鉄 輪 温 泉 に 限 ら ず 高 温 の
温 泉 は 全 国 に あ り 、 温 泉 を ど う 冷
や す か で 頭 を 悩 ま せ て い ま す 。 温
泉を冷やすには簡便な方法から順に、
① 水を加える
② 時間をかけて少しずつ溜める
③ クーリングタワー(図2)を
使う
④ 熱交換器を使う
⑤ 発電システムなどを使う
このうち、①は温泉が薄ま
り水道代がかさむ、②は時間
がかかり営業時間短縮を余儀
な く さ れ る 、 ③ は 汎 用 型 で 4 6℃ 以 下 、 高 温 型 で7 0℃ 以
下での使用が想定されており、
高温での使用は樹脂溶出や腐
食・変形が懸念される、④と
⑤は高コストであり、温泉冷却に用いるにはいずれも課
題があります。
以上を踏まえ、当センターと竹工芸・訓練支援センター
研究指導課は、㈱ユーネットと共に先導型共同研究事業
にて温泉に適する冷却装置の開発に着手しました。目標は、
❶ 十分な温泉冷却能力を持つこと
❷ メンテナンスが容易で、ある程度の寿命が見込ま
れること
❸ 見た目に美しいこと
の3点です。
予備実験として鉄輪のある源泉管(9 7℃)に4ヶ月間、
各種材料を浸漬したところ、アルミニウム、銅などの金
属は腐食が激しく、セラミックスや木は腐食が見られま
せんでした。古くから温泉地では浴槽や浴舎に「木」や
「竹」が使われることが多く、❷ のメンテナンス・寿命
の点から温泉と相性の良い材料として知られています。
今回は、別府特産の「竹」を採用することにしました。
また、温泉施
設は工場やビル
の屋上ではあり
ません。入湯客
を癒し、楽しま
せることが重要
であり、❸ の外
観の美しさもポ
イントです。そ
こ で 、 昭 和2 0
∼4 0年 代 に 全
国で広く使われ
ていた「流下式塩田(りゅうかしきえんでん)」に注目し
ました(図3)。これは、竹枝(ササ)を一列に並べた
ものを多段に設置した「枝条架(しじょうか)」に、海
水を水滴状に分散させ、大気と触れる面積を増やし、水
分の蒸発を促進する仕組みです。
ポイントは流下式塩田の外観の面白さ、美しさもあり
ますが、「水滴状に分散させる」という装置の仕組みが
そのまま「冷却装置」に応用できるところです。水は蒸
発する際に「気化熱」と呼ばれる大量の熱を失い、温度
が低下することが知られています。工場などで広く使わ
れるクーリングタワーはこの原理を利用したものですが、
流下式塩田の枝条架は図らずもクーリングタワーの構造
を持ち合わせているのです。
しかも、流下式塩田の枝条架は、強い日光と風のもと
で高濃度の食塩水にさらされる過酷な条件で稼動し、赤
穂市の装置の例では十数年以上ほぼメンテナンスフリー
で動作しています。従って、❷ のメンテナンス・寿命の
点でも期待が持たれます。
以上より、流下式塩田の構造をベースに温泉冷却装置
に応用する開発に着手しました。開発に工夫を要した点は、
(1) 竹枝ユニットの交換を容易にする
(2) 水滴の分散性向上と美観のため「末広がり構造」
にする
(3) 材質は「竹」と「ヒノキ」にする
の3点です。
装置(表紙写真)を試作して冷却実験を行ったところ
(図4)、外気温度1∼5 2℃において、源泉温度9 6∼9 8
℃の湯は装置を通る数十秒の間に1 7∼4 8℃にまで冷却
されることが判明し、この温泉冷却装置が十分な冷却能
力を持ち春夏秋冬を問わず実用に耐えることが証明され
ました。最も重要な目標❶ もクリアしたことになります。
この装置の実用化により、源泉を薄めることなくロー
メンテナンスで
温泉を冷却する
ことが可能とな
り、竹とヒノキ
を材料とする枝
条架構造の美し
い外観は入湯客
の目を楽しませ
ることが期待さ
れます。「竹」
を特産に持ち、
源泉温度が高す
ぎることが悩みである別府八湯、特に鉄輪温泉エリアに
最適の技術であると言え、また、同様の悩みを持つ全国
の温泉地に普及することが期待されます。
本年5月2 4日の温泉法の改正により「加水」の有無
と理由を表示することが義務付けられました。高温源泉
を持つ施設で「源泉1 0 0%」を実現するためには適切な
冷却装置を導入することが不可欠です。この装置が温泉
冷却方法の選択肢を増やし、温泉資源・水資源の節約と、
温泉利用の効率を高めることに少しでも貢献できれば幸
いです。
なお、この装置について大分県と㈱ユーネットの共同
で実用新案の出願を行っています(実願2 0 0 5 - 2 3 1 5)。
㈱ユーネットでは自社施設「ひょうたん温泉」に本年7
月より導入しており、これまで1 0 1℃の源泉を1 0時間
かけて自然冷却していたのが本装置では数十秒で冷却さ
れるため、これまでの夜9時閉店を延長して深夜1時ま
での営業を実現しています。また、夏季には一部加水し
ていたのが本装置により源泉1 0 0%での常時営業も可能
となりました。
泉温が高すぎる悩みを持つ温泉施設では同様の効果が
期待できるため、同社では全国の温泉地に向け、広く装
置を販売する予定です。
(材料科学部 斉藤雅樹 m - s a i t o @o i t a - r i . g o . j p)
図2 クーリングタワーの例
図3 流下式塩田(兵庫県赤穂市)
現在、北部九州における主要産業は、自動車・半導体・
デジタル家電産業です。大分県下でもこれに並行するか
たちで、ダイハツ車体㈱やキヤノン㈱の立地などをはじ
めとし、極めて急速な生産拡大が進みつつあり、今後の
飛躍的なモノづくり産業の発展が現実化してきています。
しかし、「地元からの調達率を上げたい」という企業側の
強い要望があり、地元の期待感が高まっている反面、金
型など付加価値の大きな製品について、地元で受注可能
な企業はまだまだ多いとは言えません。
また現在、今後の競争力を維持するためには、ますま
す、「複雑な形状の金型を早く安く」供給することが求め
られています。特に自動車、デジタル家電などの開発の
リードタイムは、近年急速に短縮してきており、リード
タイム短縮に対応した金型の設計・開発時間の短縮、試
作回数の減少あるいは試作なし生産が求められています。
以上のような背景を踏まえ、大分県産業科学技術セン
ターでは、これまで経済産業省所管の地域新生コンソー
シアム研究開発事業(テーマ名:磨きレス加工が可能な
金型用CCM加工システム開発に関する研究)に取り組
んできました。本コンソーシアムには地元メーカーも参
加しました。大分市の㈱戸高製作所では、金型加工評価
実験などをとおして、自社の金型加工技術のレベルアッ
プを着実に実現しました。また引き続き国東町の金型メー
カである㈱テオリックとも金型加工について共同研究体
制を取っており、難加工材金型の切削加工技術などにつ
いて継続研究の成果が期待できる状況です。
開発されたCCM加工システムですが、切削抵抗の予
測・制御技術と、応答性が高く高速で「外乱」に敏感なリ
ニアモータの特性を利用した切削抵抗のモニタリング技
術とを組み合わせることにより、工具の送り速度など加
工条件のフィードバック制御を行い、切削抵抗を自動的
に一定化できる新しい工作機械(マシニングセンタ)を実
現するというものです。これにより金型加工における切
削抵抗を適切に制御すること、安定した高精度加工が可
能となります。その機能の概要について下図に示します。
切削抵抗一定化については、制御の安定性が一番の問
題となります。これについては、検証実験により2次多
項式モデル制御法の優位性を確認してこれを採用し、ア
プリケーションソフト開発を行ってCCM加工機のNC
制御装置に搭載しました。金型の粗加工による機能評価
では、急激な切削抵抗の変化をなくすことで工具の折損
を防止し、工具の寿命を延ばす効果があることを確認で
きました。また金型の仕上げ加工では、表面粗さ・ 表
面品位等の金型品質向上が検証できました。これは静圧
案内によるテーブル構造が他の案内機構(ボールねじ機
構など)と比べて機械的な摩擦、振動が小さいこと、リ
ニアモータ駆動によるなめらかな追従性・サーボの良好
な応答性によるものと考えられます。
今後は製品化のために残された課題について研究を継
続するとともに、本研究開発のソフト・ハードにわたる
成果が地元モノづくり産業の発展に少しでもお役に立て
るよう、努力していきたいと思います。
(生産技術部 大塚裕俊 o o t u k a @o i t a - r i . g o . j p)
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ௐų ኰʼų
図 切削抵抗の自動制御加工システム(CCM加工システム)の概要
NC制御装置
テーブル駆動モータ電流値
電流値
時間→
各軸送りモーターの電流値モニタリング
切削抵抗の推定値決定
切削抵抗の
予測モデル
(2次多項式)
切りくず厚
tm
干渉円弧長L
切削抵抗が一定となるような送り速度の決定
各軸リニアモータの駆動
Y方向
被削材(金型)
エンドミル工具
切削抵抗
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製品開発プロセス
市場と消費者の情報収集
テ ー マ ・ ア イ テ ム 設 定
タ ーゲ ット の設 定
コ ンセ プト の確 立
デ ザ イ ン ワ ー ク
試 作
市 場 導 入
⇒消費者と市場のニーズの情報を集める。 ⇒開発テーマを決定する。
市場商品情報の調査
⇒ターゲットのニーズを調査し、生活・好み・ 必要なもの等を検討する。 ⇒魅力ある特徴を」打ち出す。 ⇒形、色、材質を検討。
スケッチ・設計を行う。 ⇒試作・検討を繰り返す。
⇒展示会出品、リデザイン、意匠交付、流 通ルート開拓、売方の工夫、宣伝を行う。
製品開発プロセス
1
.はじめに
日田玖珠地域は、国の特定産業集積の活性化に関する地
域に指定され、平成1 1年度より「地域産業集積中小企業活
性化事業」を実施しています。
日田家具業界は低迷からの脱出を、大消費地での見本市
開催など新しい流通経路の開拓により打開しようとしてい
ますが、長引く不況と輸入木製品の増大などにより困難な
状況にあります。しかし、根底にある低迷の原因は、変化
してきた消費者ニーズとのギャップから来る商品魅力の鈍
化が大きいのではないかと思われます。
このため最も重要な課題は、地域特性を生かした新たな
商品開発に取り組むことです。
そこで地域産材であるスギ・ヒノキを用いた家具等の木
製品の開発を行い、地域素材と技術による地域特産品の創
出により、日田玖珠地域の木製品製造業の活性化を目指す
事としました。
2
.製品開発の方法
下記の製品開発プロセスに沿って開発を進め、今後日田
の家具企業へ導入を図っていくよう計画しています。
3
.コンセプト(=特徴・魅力)
開発製品全体のベースとなる基本コンセプト(特徴・提案)
は下記のとおりです。
●「人へのやさしい配慮」をしたデザインの椅子
= 従 来 品 よ り 使 い や す い 、 「 ユ ニ バ ー サ ル デ ザ イ ン 的
方向」の特徴を持たせる
● 自然素材である県内産のスギを活用する
個々のデザインにおいては、より具体的な製品コンセ
プト(=購買力をそそる特徴)を設定しました。
4
.開発試作品
⑴ 試作NO.1 玄関椅子(靴着脱用)
この椅子の特徴は、玄関で靴の着脱がしにくい高齢者が、出 し入れできる「足乗せ板」に足を置き、腰掛けたまま楽に靴の 着脱ができるという点です。
⑵ 試作NO.1−2 バッグテーブル
試作NO.1玄関椅子と組み合わせて使うオプションで、玄関椅 子の使用時に、バッグ等の荷物や靴を置くための台です。
⑶ 試作NO.2 大人も子供もソファー
大人だけでなく子供も座りやすくなるように、クッションを 跳ね上げ、座面高と座面奥行きを子供向けに変えられる仕組み のソファーにしました。
⑷ 試作NO.3 スギ軽量スタッキングチェア
高齢者や子供、身障者など、力が弱い人でも、運びやすくす るため軽量化を図り、またスタッキングできるよう設計したので、 整理収納しやすくなりました。
⑸ 試作NO.4 あぐら&正座椅子
日本人の大好きな畳の生活と同じように、「あぐら」や「正座」 で座ることができ、しかも椅子であるため、畳に比べ、足の弱っ たお年寄りも楽に立つことができます。
(情報産業部、竹工芸・訓練支援センター(兼務)坂本晃
s a k a m o t o @o i t a - r i . g o . j p)
試作 NO.1
試作 NO.1‐ 2
試作 NO.3 試作 NO.4
経済産業省が所管する産学連携製造中核人材育成事業に、
このたび上記のテーマが採択され、本年度から福岡県・熊
本県・大分県の3県合同で取り組むことになりました。こ
れは先端技術を支える中核的な技術者育成のため、産学官
が連携してその人材育成システムを構築していこうという
ものです。
現在、北部九州地域に自動車産業が集積しつつあり、こ
れに伴って地域の金型関連企業でも、自動車向け部品を製造・
納入する企業が増えています。しかし多くの企業は、金型
の複雑・難成型化への対応、設計・開発・生産のリードタ
イムの短縮要求などがますます強まる中、いままでの技能
者の勘や経験に頼ったその場しのぎ的な対応を強いられて
おり、人的・時間的な余裕が少ないこともあって、デジタ
ルエンジニアリングによる高度な金型設計・開発・生産へ
とレベルアップする機会がなかなか取れないのが現状です。
そうした現状を打破して競争力を強化していくためには、
難成型材料の金型の開発と生産に対応でき、しかも「複雑
な形状の金型を高精度で早く安く、かつ、地域で」供給で
きるようにする必要があります。そのため今回は「金型技術」
を対象として、①技術・技能に加え、②デジタルエンジニ
アリング技術、③新加工技術を身につけた、高度な金型の
設計・解析・生産技術を創造できる地域の人材を育成する
ことを目的としています。
具体的なカリキュラム(右記)ですが、これからの金型
技術に取り組むうえで極めて実践的な講習内容となってい
ます。このうち(a)∼(e)は福岡県(九州工大・北九州市大)、
(f)は熊本県(熊本大)、(g)は大分県(日本文理大・県立工科
短期大学校)にて開講されます。なお大分県では、自動車
産 業 で よ く 利 用 さ れ る C A D (CATIA: 日 本 文 理 大 ) と C
AM(TOOLS:県立工科短期大学校)をツールとして講習を
行います。(a)∼(f)は金型製作について、ある程度知識のあ
る中級以上の技術者、(g)は初級以上の技術者が対象となっ
ています。1講座は1 2コマ(標準:1コマ9 0分)単位で、
いずれの講座も8月以降に順次開講されます。その詳細や
受講については、生産技術部・大塚(TEL 0 9 7 -5 9 6 -7 1 0 3)
までお問合せください。
【高度金型中核人材育成のための講座一覧】
(a) プレス金型設計講座
・プレス金型のCAD/CAE解析の基礎と実践
(b) プラスチック金型設計講座
・流動解析による適切な金型設計と成型不良対策
(c) デジタルエンジニアリングに必要な構造解析講座
・解析法の基礎理論、解析結果の評価と金型の修正
(d) 新加工技術講座
・高速切削加工、多軸加工および金属粉末焼結技術等
(e) 鋳造金型設計講座
・ソリッドCADによる形状設計と鋳型設計
( f ) 鍛造金型最適設計・評価講座
・CAE解析による鋳造金型の最適設計と工程評価
(g) 3次元CADによる金型モデル設計技術実習講座
・CAD/ CAMによる金型設計と加工データ作成実習
(生産技術部 大塚裕俊 o o t u k a @o i t a - r i . g o . j p)
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ʙಅų إԓųʙಅųኰʼų
当センターでは、企業の技術者・研究者を対象とした技
術研修を開催しております。本年度は個別技術に関する研
修を約1 0テーマ程度開催します。前期分の実施内容は以下
のとおりですので積極的にご参加ください。
詳細が決まりましたら、センターホームページ等でご案
内いたしますので、内容・受講料等をご確認ください。
後期分の研修につきましては、1 0月頃にご案内する予定
です。
(技術支援部 船田 昌 h u n a d a @o i t a - r i . g o . j p)
研 修 概 要 担 当 実施時期・期間 定員 受講料(予定)
MZ(ものづくり)プラットフォーム講習会
ガスクロマトグラフ質量分析(GC/ MS)技術研修
CDから起動するLinuxの活用に関する技術研修
情報セキュリティにおける危険の実態とその対策
Javaの活用技術(仮)
1 5
1 0
1 0
8
2 0
無料
無料
無料
1 0 0円
3 ,0 0 0円 【実施済み】
【実施済み】
2 0 0 5 / 9∼1 1 の間の1日間 2 0 0 5 / 9∼1 1
の間の1日間 2 0 0 5 / 1 0頃
の間の3日間
生産技術部 生産加工Gr.
城門由人 0 9 7 - 5 9 6 - 7 1 0 3
材料科学部 工業化学Gr.
二宮信治 0 9 7 - 5 9 6 - 7 1 0 4
情報産業部 情報システムGr.
後藤和弘 0 9 7 - 5 9 6 - 7 1 0 2
情報産業部 情報システムGr.
幸嘉平太 0 9 7 - 5 9 6 - 7 1 0 2
生産技術部 機能デバイスGr.
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ʙಅų إԓųʙಅųኰʼų
去る7月7日(木)、当センターの多目的ホールで平成1 7
年 度 第 1 回 食 品 加 工 技 術 高 度 化 研 修 会 を 開 催 し ま し た 。 県
内 各 地 の 農 村 女 性 起 業 を 始 め と し た 小 規 模 食 品 加 工 事 業 所
や農業団体、市町村や県の関係機関等から1 3 1名の参加が
あり、熱心に研修されました。
こ の 研 修 会 は 、 「 地 域 農 水 産 物 を 活 用 し た 特 産 品 開 発 や
品質向上等」を目的にこれまでも長年実施してきたものです。
今 年 度 は 、「 商 品 化 及 び 品 質 管 理 技 術 の 向 上 」 を テ ー マ に 、
3 回 開 催 の 予 定 で す が 、 県 下 の 食 品 加 工 事 業 所 の 当 面 す る
問 題 点 や こ れ か ら の 試 作 開 発 等 に 役 立 つ 内 容 を 盛 り 込 ん で
い ま す 。 第 1 回 は 「 H A C C P 方 式 に よ る 食 品 衛 生 管 理 」
や 「 品 質 の 保 持 の た め の 包 装 資 材 の 選 び 方 」 を 、 そ れ ぞ れ
専 門 の 講 師 か ら プ ロ ジ ェ ク タ ー 画 面 を 使 っ て 講 演 を し て い
ただきました。「HACCP方式による食品衛生管理」では、
一 般 的 衛 生 管 理 を 含 め て 食 品 加 工 の 各 工 程 で の ゾ ー ニ ン グ
の 考 え 方 、 作 業 室 の レ イ ア ウ ト 、 作 業 方 法 や 清 掃 方 法 等 具
体的な改善事例をとおした衛生管理手法の内容でした。また、
「品質の保持のための包装資材の選び方」では、包装の機能、
包 装 フ ィ ル ム の 種 類 と 特 性 、 加 工 食 品 の 分 類 ( 流 通 、 p H、
殺 菌 処 理 ) に よ る 包 装 フ ィ ル ム の 選 び 方 、 各 種 加 工 食 品 の
包 装 例 の 内 容 で し た 。 研 修 後 の 感 想 で 、「 H A C C P 方 式 は
お 金 が か か る と 思 っ て い た が 、 社 員 み ん な で 注 意 し 、 守 れ
ば で き る と 分 か り ま し た 」「 パ ッ ケ ー ジ も 色 々 な フ ィ ル ム が
あることが勉強できた」「パッケージについては、デザイン・
色 ・ 表 示 に つ い て も っ と 学 習 し た い 」「 自 分 達 の 製 造 す る 加
工 品 に 合 っ た パ ッ ケ ー ジ を 紹 介 し て 欲 し い 」 な ど の 意 見 が
あ り ま し た 。 パ ッ ケ ー ジ に つ い て は 第 2 回 で 資 料 等 で 補 足
をしたいと考えています。
な お 、 こ れ か ら の 予 定 は 次 の と お り で す が 、 多 く の 食 品
事業所からの参加をお待ちしています。
(食品産業部 香嶋章子 kashima- [email protected])
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ʙಅų إԓų
MZプラットフォーム講習会を7月2 1【初級】、2 2【中級】
日 に 開 催 い た し ま し た 。講 習 会 で は 、産 業 技 術 総 合 研 究 所 も
のづくり先端技術研究センターから講師2名を迎え、同セン
ターが開発した設計製造支援アプリケーション「MZ Platform」
の基本操作及びプログラム作成の実習を行いました。
MZ Platformは、ソフト開発プログラムではありますが、
一 般 的 な プ ロ グ ラ ム 言 語 の よ う に ソ ー ス コ ー ド を 使 用 す る
こ と な く 、 個 々 の ソ フ ト ウ ェ ア 部 品 ( コ ン ポ ー ネ ン ト ) を
処 理 に 応 じ て 連 結 し 、 機 能 化 す る こ と で 一 連 の 処 理 プ ロ グ
ラム(アプリケーション)を作成します。従って、ソフトウェ
アの専門的な知識が無い方でもオリジナルのアプリケーショ
ンを作成することができます。
実習では、電卓やグラフ(グラフとデータテーブルとの連動)、
ガ ン ト チ ャ ー ト ( 人 や 工 程 な ど の 管 理 に 使 用 さ れ る 帯 状 の
グ ラ フ ) な ど を 作 成 し ま し た 。ボ タ ン 、 グ ラ フ な ど の 画 面、
処 理 の コ ン ポ ー ネ ン ト を 処 理 順 に 連 結 す る こ と で 簡 単 に ア
プリケーションを作成することができました(下図)。
本講習会では、MZ Platformの操作法を主眼とし、複雑な
ア プ リ ケ ー シ ョ ン の 作 成 は あ り ま せ ん で し た が 、 生 産 管 理
シ ス テ ム 等 の ア プ リ ケ ー シ ョ ン 構 築 の た め の 基 本 的 な 操 作
を習得しました。
※ MZプラットフォームについては、産業技術総合研究所ものづくり 先端技術研究センター MZプラットフォーム研究会ホームページ をご覧ください。
h t t p : / / u n i t . a i s t . g o . j p / d i g i t a l - m f g / m z p f / m z _t o p . h t m l
(生産技術部 城門由人 y u - k i d o @o i t a - r i . g o . j p)
実施時期 研修内容
2回
3回
① 「地域食材と加工品開発手法」
② 技術アドバイス
(ジャム、米粉パン等)
① 「漬物と消費者ニーズ」
② 発表、展示「漬物の品質評価」 9月1 6日(金)
1 1月下旬
1 3 : 0 0∼1 6 : 0 0
πᚨᚾᠾᡲઃσӷᄂᆮǛڼų
ʙಅų ኰʼų
地域産業の振興と地域社会の発展を目的として、県内の公設試験研究機関が連携して、異分野技術の活用を図りながら農工
連携による共同研究を実施するもので、今年度は下記の2テーマについて共同研究を開始しています。
⑴ 次世代型のセンシング技術を用いた家畜生体情
報の監視システムの開発
(農林水産研究センター畜産試験場との共同研究)
家 畜 の 体 温 を 常 時 遠 隔 監 視 で き る シ ス テ ム を 開 発 す る こ
と に よ り 、 家 畜 の 健 康 管 理 や 発 情 ・ 分 娩 等 の 情 報 把 握 を 容
易にし、経営の安定と省力化を図ります。
⑵ 杉皮の利用促進のための加工並びに利用技術開発
(農林水産研究センター花き研究所との共同研究)
林業の振興とバイオマス資源の活用、環境保護の観点から、
林 産 廃 棄 物 で あ る 杉 皮 の 有 効 な 活 用 法 を 検 討 し 、 杉 皮 を 活
用した園芸用培地キットの開発に取り組みます。
ٻЎჄჷႎஊೌǻȳǿȸƔǒƷƓჷǒƤų
᳸ݦᧉǢȉȐǤǶȸƴǑǔཎᚩ૰ႻᛩǛᘍƬƯƍLJƢ᳸ų
ʙಅų ኰʼų
当センターでは、特許等の知的財産の活用による地域の
産業振興を目的として、特許情報活用支援アドバイザーと
特許流通アドバイザーを配置し、知的財産活用のための各
種相談に無料で対応しています。
ご要望があれば現地に伺いますので、お気軽にご相談く
ださい。
なお、アドバイザーは出張等で不在の場合もありますので、
来所される際には事前にご連絡をお願いします。
場 所:大分県産業科学技術センター 技術支援部内
連絡先:(社)発明協会大分県支部 tel: 0 9 7 - 5 9 6 - 7 1 2 1
技術支援部 tel: 0 9 7 - 5 9 6 - 7 1 0 1
(技術支援部 松本昌浩 matsu mo to @o ita- ri. g o . jp )
特許情報活用支援アドバイザー 大 井 敏 民 <業務> ・特許情報検索に関する相談、指導
・特許情報活用に関するアドバイス 等
特許流通アドバイザー 古 崎 宣
<業務> ・特許取引・移転に関する指導
・ライセンス契約に関するアドバイス 等
(企画管理部 中原 恵 n akah ara@o ita- ri. g o . jp) 畜産試験場
・センサパッケージの開発
・体温基礎的データの収集
・遠隔監視システムの構築
産業科学技術センター
・温度センサ、送受信アンテナの 最適化と評価
・診断プログラムの最適化
・遠隔監視システムの構築
発熱 発熱
発熱
農場主 農家
獣医/授精師 畜産センター
情報センター
コントローラ
受信機
発信機能付 温度センサ
畜舎運動場
出産をカメラ監視
日田産業工芸試験所 生産技術部
花き研究所
●栽培に最適な条件を備えた 成型培地の開発 ●量産化を目的とした成型培 地加工装置(試作機)の開発 ●成型培地加工法の技術移転
◆バーク成型培地の成分分析 ◆成型培地での栽培実証試験 ◆園芸用培地の商品化・流通化
パンジー ペチュニア 園芸苗種(例) 苗
成型培地
バーク 供給企業
成型培地 加工企業
花き 生産企業
花き 販売企業
家庭園芸 業務用 公共施設 レストラン 等
ユーザー
工
農
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青少年の科学の心を育成するために、1 1月2 3日(水)勤労
感謝の日、科学技術の体験啓発イベント「2 0 0 5科学技術フェ
ア」を開催します。
フェアでは各種科学実験教室や工作教室などの開催を予
定しております。
参加の対象は、県内小学校4,5,6年生で、事前の申
込みが必要です。詳細については、1 0月初旬に、県内の各
小学校を経由してパンフレットを配布しますので、内容を
ご確認のうえお申込みください。
(技術支援部 船田 昌 h u n a d a @o i t a - r i . g o . j p)
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大分大学の井上正文教授をリーダーとして、当センター
も参画して平成1 3年度から開発に取り組んできた建築用竹
製接合具(竹コネクター)については、既報(No.1 3 2)で
愛知万博の長久手日本政府館の建設に使用されていること
をご紹介しましたが、このたび(社)日本木材加工技術協会
の「第5 0回木材加工技術賞」を受賞しました。
平成1 4年に建築リサイクル法が施行開始となりましたが、
異種材料が混在する家屋の分別解体や再資源化は容易でなく、
特に柱や梁を接合している金具類の存在は再利用を目的と
した解体に時間を要するだけでなく、重機の刃物を傷める
恐れもあります。開発した竹製接合具が建築リサイクルへ
の効果をあげるためには、実際の家屋建築に使用されるこ
とが大前提です。
大分県産学官交流グループ「生物系材料の建築部材への
利用」では、この受賞を糧に、今後さらに建築基準法を視
野に入れた強度・耐久性の向上とデータ蓄積、製造システ
ムの確立に取り組みます。
(企画管理部 中原 恵 n a k a h a r a @o i t a - r i . g o . j p)
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各方面から素材としての竹に注目が寄せられています。
愛知万博で竹が様々な形で使われていることはご存知と思
いますが、身近なものでは、竹繊維の入った服が作られたり、
住宅メーカーが内装にふんだんに竹を使った家を売り出し
たりしています。
そうした中、今年1 1月1 7日∼1 8日に竹の関係者が一堂
に会して意見交換や情報交換をする「全国竹の大会」が別
府市で開かれます。そこで、大会事業の一環として「竹の
デザインコンペ2 0 0 5実行委員会」を立ち上げて、竹の新た
な活用を全国から提案してもらうことになりました。
「明日に生きる」をキーワードに作品を募集します。皆
さんが感じる竹の魅力を自由にデザインして応募してくだ
さい。入賞作品は大会会場に展示される他、別府市竹細工
伝統産業会館での入賞入選作品展で展示されます。入賞は
● グランプリ 1点 副賞 10万円
● 準グランプリ 1点 副賞 5万円 等です。
詳しくは事務局を担当する竹工芸・訓練支援センター
研究指導課(担当:豊田、坂本)に問い合わせていただくか、
下記HPでご覧ください。
h t t p : / / www. o it a- ri. g o . jp / n ews/ 2 0 0 5 / 2 0 0 5 0 6 2 1 g ist . p d f
(竹工芸センター 豊田修身 t o y o d a @o it a - ri. g o . j p)
技術情報おおいた〔大分県産業科学技術センター ニュース〕No.1 3 4 発行 平成1 7年9月1日
〒8 7 0‐ 1 1 1 7 大分県大分市高江西1丁目4 3 6 1‐ 1 0
大 分 県 産 業 科 学 技 術 セ ン タ ー 技 術 支 援 部 Te l. 0 9 7‐5 9 6‐7 1 0 1 E- mail: tech- ad@oita- ri.go.jp 古紙配合率 7 0 %再生紙を使用しています
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昨年の科学技術フェアの開催風景
【お詫び】