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134号 過去のセンターニュース | 資料集 | 大分県産業科学技術センター

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(1)

成果紹介 

「竹製温泉冷却装置」の開発  

金型用CCM加工システム開発に関する研究  

県産材を使った新たな木製品開発 

事業紹介&事業報告

北部九州地域高度金型中核人材育成事業 

平成1 7年度・技術研修の開催(技術研修事業) 

MZプラットフォーム講習会の開催 

第1回食品加工技術高度化研修会の開催 

公設試農工連携共同研究を開始 

大分県知的所有権センターからのお知らせ 

2 0 0 5科学技術フェアの開催 

ニュース

竹製接合具が木材加工技術賞を受賞 

「竹のデザインコンペ2 0 0 5」 作品募集中  - - - - 1 - 4 

- - - - 5 - 8 

- - - - 8

঺ ௐ ኰ ʼ ų

২ ᘐ ऴ إ Ɠ Ɠ ƍ ƨ ų

No .1 3 4 2 0 0 5 .9

大分県産業科学技術センターニュース 

大分県産業科学技術センターニュース 

Oita Industrial Research Institute http: / / www.oita- ri.go.jp/

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  別 府 観 光 の シ ン ボ ル 「 地 獄 め ぐ り 」 は 色 鮮 や か な 熱 池 を

巡るコースです(図1)。鉄輪温泉では地獄に代表される沸

騰 状 態 の 源 泉 が 多 く 、 入 湯 施 設 で は 泉 温 の 高 さ が 悩 み の 種

になります。ある施設では湯量豊富な源泉を持っていますが、

湯 口 か ら は チ ョ ロ チ ョ ロ と し か 湯 が 出 て お ら ず 「 も っ と 湯

を 入 れ ろ 」 と 入 湯 客 か ら 叱 ら れ る そ う で す 。 た っ ぷ り と 源

泉を注ぎたいのは山々ですが、泉温は1 0 1℃もあるので全

量 を 浴 槽 に 投 入 す れ ば 「 お 客 さ ん は カ マ ユ デ で す わ 」 と 経

営 者 は 苦 笑 し ま す 。 こ の た め 、 何 分 の 一 か を 浴 槽 に 導 き 、

あ と は 泣 く 泣 く 湯 を 捨 て て い る の が 実 情 で す 。 湯 量 が 足 り

ない温泉地からすれば実にもったいない話でしょう。 

  別 府 ・ 鉄 輪 温 泉 に 限 ら ず 高 温 の

温 泉 は 全 国 に あ り 、 温 泉 を ど う 冷

や す か で 頭 を 悩 ま せ て い ま す 。 温

泉を冷やすには簡便な方法から順に、 

① 水を加える 

② 時間をかけて少しずつ溜める 

③ クーリングタワー(図2)を

使う 

④ 熱交換器を使う 

⑤ 発電システムなどを使う 

(2)

 このうち、①は温泉が薄ま

り水道代がかさむ、②は時間

がかかり営業時間短縮を余儀

な く さ れ る 、 ③ は 汎 用 型 で 4 6℃ 以 下 、 高 温 型 で7 0℃ 以

下での使用が想定されており、

高温での使用は樹脂溶出や腐

食・変形が懸念される、④と

⑤は高コストであり、温泉冷却に用いるにはいずれも課

題があります。 

 以上を踏まえ、当センターと竹工芸・訓練支援センター

研究指導課は、㈱ユーネットと共に先導型共同研究事業

にて温泉に適する冷却装置の開発に着手しました。目標は、 

❶  十分な温泉冷却能力を持つこと 

❷  メンテナンスが容易で、ある程度の寿命が見込ま

れること 

❸  見た目に美しいこと 

の3点です。 

 予備実験として鉄輪のある源泉管(9 7℃)に4ヶ月間、

各種材料を浸漬したところ、アルミニウム、銅などの金

属は腐食が激しく、セラミックスや木は腐食が見られま

せんでした。古くから温泉地では浴槽や浴舎に「木」や

「竹」が使われることが多く、❷ のメンテナンス・寿命

の点から温泉と相性の良い材料として知られています。

今回は、別府特産の「竹」を採用することにしました。 

 また、温泉施

設は工場やビル

の屋上ではあり

ません。入湯客

を癒し、楽しま

せることが重要

であり、❸ の外

観の美しさもポ

イントです。そ

こ で 、 昭 和2 0

∼4 0年 代 に 全

国で広く使われ

ていた「流下式塩田(りゅうかしきえんでん)」に注目し

ました(図3)。これは、竹枝(ササ)を一列に並べた

ものを多段に設置した「枝条架(しじょうか)」に、海

水を水滴状に分散させ、大気と触れる面積を増やし、水

分の蒸発を促進する仕組みです。  

 ポイントは流下式塩田の外観の面白さ、美しさもあり

ますが、「水滴状に分散させる」という装置の仕組みが

そのまま「冷却装置」に応用できるところです。水は蒸

発する際に「気化熱」と呼ばれる大量の熱を失い、温度

が低下することが知られています。工場などで広く使わ

れるクーリングタワーはこの原理を利用したものですが、

流下式塩田の枝条架は図らずもクーリングタワーの構造

を持ち合わせているのです。 

 しかも、流下式塩田の枝条架は、強い日光と風のもと

で高濃度の食塩水にさらされる過酷な条件で稼動し、赤

穂市の装置の例では十数年以上ほぼメンテナンスフリー

で動作しています。従って、❷ のメンテナンス・寿命の

点でも期待が持たれます。 

 以上より、流下式塩田の構造をベースに温泉冷却装置

に応用する開発に着手しました。開発に工夫を要した点は、 

(1) 竹枝ユニットの交換を容易にする  

(2) 水滴の分散性向上と美観のため「末広がり構造」

にする  

(3) 材質は「竹」と「ヒノキ」にする  

の3点です。 

 装置(表紙写真)を試作して冷却実験を行ったところ

(図4)、外気温度1∼5 2℃において、源泉温度9 6∼9 8

℃の湯は装置を通る数十秒の間に1 7∼4 8℃にまで冷却

されることが判明し、この温泉冷却装置が十分な冷却能

力を持ち春夏秋冬を問わず実用に耐えることが証明され

ました。最も重要な目標❶ もクリアしたことになります。 

 この装置の実用化により、源泉を薄めることなくロー

メンテナンスで

温泉を冷却する

ことが可能とな

り、竹とヒノキ

を材料とする枝

条架構造の美し

い外観は入湯客

の目を楽しませ

ることが期待さ

れます。「竹」

を特産に持ち、

源泉温度が高す

ぎることが悩みである別府八湯、特に鉄輪温泉エリアに

最適の技術であると言え、また、同様の悩みを持つ全国

の温泉地に普及することが期待されます。 

 本年5月2 4日の温泉法の改正により「加水」の有無

と理由を表示することが義務付けられました。高温源泉

を持つ施設で「源泉1 0 0%」を実現するためには適切な

冷却装置を導入することが不可欠です。この装置が温泉

冷却方法の選択肢を増やし、温泉資源・水資源の節約と、

温泉利用の効率を高めることに少しでも貢献できれば幸

いです。 

 なお、この装置について大分県と㈱ユーネットの共同

で実用新案の出願を行っています(実願2 0 0 5 - 2 3 1 5)。

㈱ユーネットでは自社施設「ひょうたん温泉」に本年7

月より導入しており、これまで1 0 1℃の源泉を1 0時間

かけて自然冷却していたのが本装置では数十秒で冷却さ

れるため、これまでの夜9時閉店を延長して深夜1時ま

での営業を実現しています。また、夏季には一部加水し

ていたのが本装置により源泉1 0 0%での常時営業も可能

となりました。 

 泉温が高すぎる悩みを持つ温泉施設では同様の効果が

期待できるため、同社では全国の温泉地に向け、広く装

置を販売する予定です。 

(材料科学部 斉藤雅樹 m - s a i t o @o i t a - r i . g o . j p) 

図2 クーリングタワーの例 

図3 流下式塩田(兵庫県赤穂市) 

(3)

 現在、北部九州における主要産業は、自動車・半導体・

デジタル家電産業です。大分県下でもこれに並行するか

たちで、ダイハツ車体㈱やキヤノン㈱の立地などをはじ

めとし、極めて急速な生産拡大が進みつつあり、今後の

飛躍的なモノづくり産業の発展が現実化してきています。

しかし、「地元からの調達率を上げたい」という企業側の

強い要望があり、地元の期待感が高まっている反面、金

型など付加価値の大きな製品について、地元で受注可能

な企業はまだまだ多いとは言えません。 

 また現在、今後の競争力を維持するためには、ますま

す、「複雑な形状の金型を早く安く」供給することが求め

られています。特に自動車、デジタル家電などの開発の

リードタイムは、近年急速に短縮してきており、リード

タイム短縮に対応した金型の設計・開発時間の短縮、試

作回数の減少あるいは試作なし生産が求められています。 

 以上のような背景を踏まえ、大分県産業科学技術セン

ターでは、これまで経済産業省所管の地域新生コンソー

シアム研究開発事業(テーマ名:磨きレス加工が可能な

金型用CCM加工システム開発に関する研究)に取り組

んできました。本コンソーシアムには地元メーカーも参

加しました。大分市の㈱戸高製作所では、金型加工評価

実験などをとおして、自社の金型加工技術のレベルアッ

プを着実に実現しました。また引き続き国東町の金型メー

カである㈱テオリックとも金型加工について共同研究体

制を取っており、難加工材金型の切削加工技術などにつ

いて継続研究の成果が期待できる状況です。      

 開発されたCCM加工システムですが、切削抵抗の予

測・制御技術と、応答性が高く高速で「外乱」に敏感なリ

ニアモータの特性を利用した切削抵抗のモニタリング技

術とを組み合わせることにより、工具の送り速度など加

工条件のフィードバック制御を行い、切削抵抗を自動的

に一定化できる新しい工作機械(マシニングセンタ)を実

現するというものです。これにより金型加工における切

削抵抗を適切に制御すること、安定した高精度加工が可

能となります。その機能の概要について下図に示します。 

 切削抵抗一定化については、制御の安定性が一番の問

題となります。これについては、検証実験により2次多

項式モデル制御法の優位性を確認してこれを採用し、ア

プリケーションソフト開発を行ってCCM加工機のNC

制御装置に搭載しました。金型の粗加工による機能評価

では、急激な切削抵抗の変化をなくすことで工具の折損

を防止し、工具の寿命を延ばす効果があることを確認で

きました。また金型の仕上げ加工では、表面粗さ・ 表

面品位等の金型品質向上が検証できました。これは静圧

案内によるテーブル構造が他の案内機構(ボールねじ機

構など)と比べて機械的な摩擦、振動が小さいこと、リ

ニアモータ駆動によるなめらかな追従性・サーボの良好

な応答性によるものと考えられます。  

 今後は製品化のために残された課題について研究を継

続するとともに、本研究開発のソフト・ハードにわたる

成果が地元モノづくり産業の発展に少しでもお役に立て

るよう、努力していきたいと思います。 

(生産技術部 大塚裕俊 o o t u k a @o i t a - r i . g o . j p) 

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঺ௐų ኰʼų

図 切削抵抗の自動制御加工システム(CCM加工システム)の概要 

NC制御装置 

テーブル駆動モータ電流値 

電流値 

時間→ 

各軸送りモーターの電流値モニタリング 

切削抵抗の推定値決定 

切削抵抗の 

予測モデル 

(2次多項式)

切りくず厚 

tm

干渉円弧長L 

切削抵抗が一定となるような送り速度の決定 

各軸リニアモータの駆動 

Y方向 

被削材(金型) 

エンドミル工具 

切削抵抗 

(4)

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঺ௐų ኰʼų

製品開発プロセス 

市場と消費者の情報収集 

テ ー マ ・ ア イ テ ム 設 定  

タ ーゲ ット の設 定 

コ ンセ プト の確 立 

デ ザ イ ン ワ ー ク  

試 作  

市 場 導 入  

⇒消費者と市場のニーズの情報を集める。  ⇒開発テーマを決定する。 

市場商品情報の調査 

⇒ターゲットのニーズを調査し、生活・好み・ 必要なもの等を検討する。  ⇒魅力ある特徴を」打ち出す。  ⇒形、色、材質を検討。 

スケッチ・設計を行う。  ⇒試作・検討を繰り返す。 

⇒展示会出品、リデザイン、意匠交付、流 通ルート開拓、売方の工夫、宣伝を行う。 

製品開発プロセス 

1

.はじめに  

 日田玖珠地域は、国の特定産業集積の活性化に関する地

域に指定され、平成1 1年度より「地域産業集積中小企業活

性化事業」を実施しています。 

 日田家具業界は低迷からの脱出を、大消費地での見本市

開催など新しい流通経路の開拓により打開しようとしてい

ますが、長引く不況と輸入木製品の増大などにより困難な

状況にあります。しかし、根底にある低迷の原因は、変化

してきた消費者ニーズとのギャップから来る商品魅力の鈍

化が大きいのではないかと思われます。 

 このため最も重要な課題は、地域特性を生かした新たな

商品開発に取り組むことです。  

 そこで地域産材であるスギ・ヒノキを用いた家具等の木

製品の開発を行い、地域素材と技術による地域特産品の創

出により、日田玖珠地域の木製品製造業の活性化を目指す

事としました。 

2

.製品開発の方法  

 下記の製品開発プロセスに沿って開発を進め、今後日田

の家具企業へ導入を図っていくよう計画しています。 

3

.コンセプト(=特徴・魅力)  

 開発製品全体のベースとなる基本コンセプト(特徴・提案)

は下記のとおりです。 

●「人へのやさしい配慮」をしたデザインの椅子 

= 従 来 品 よ り 使 い や す い 、 「 ユ ニ バ ー サ ル デ ザ イ ン 的

方向」の特徴を持たせる 

● 自然素材である県内産のスギを活用する  

 個々のデザインにおいては、より具体的な製品コンセ

プト(=購買力をそそる特徴)を設定しました。 

4

.開発試作品  

⑴ 試作NO.1 玄関椅子(靴着脱用)

 この椅子の特徴は、玄関で靴の着脱がしにくい高齢者が、出 し入れできる「足乗せ板」に足を置き、腰掛けたまま楽に靴の 着脱ができるという点です。 

  

⑵ 試作NO.1−2 バッグテーブル

 試作NO.1玄関椅子と組み合わせて使うオプションで、玄関椅 子の使用時に、バッグ等の荷物や靴を置くための台です。 

  

⑶ 試作NO.2 大人も子供もソファー

 大人だけでなく子供も座りやすくなるように、クッションを 跳ね上げ、座面高と座面奥行きを子供向けに変えられる仕組み のソファーにしました。 

  

⑷ 試作NO.3 スギ軽量スタッキングチェア

 高齢者や子供、身障者など、力が弱い人でも、運びやすくす るため軽量化を図り、またスタッキングできるよう設計したので、 整理収納しやすくなりました。 

  

⑸ 試作NO.4 あぐら&正座椅子

 日本人の大好きな畳の生活と同じように、「あぐら」や「正座」 で座ることができ、しかも椅子であるため、畳に比べ、足の弱っ たお年寄りも楽に立つことができます。 

(情報産業部、竹工芸・訓練支援センター(兼務)坂本晃  

s a k a m o t o @o i t a - r i . g o . j p) 

試作 NO.1

試作 NO.1‐ 2

試作 NO.3 試作 NO.4

(5)

 経済産業省が所管する産学連携製造中核人材育成事業に、

このたび上記のテーマが採択され、本年度から福岡県・熊

本県・大分県の3県合同で取り組むことになりました。こ

れは先端技術を支える中核的な技術者育成のため、産学官

が連携してその人材育成システムを構築していこうという

ものです。 

 現在、北部九州地域に自動車産業が集積しつつあり、こ

れに伴って地域の金型関連企業でも、自動車向け部品を製造・

納入する企業が増えています。しかし多くの企業は、金型

の複雑・難成型化への対応、設計・開発・生産のリードタ

イムの短縮要求などがますます強まる中、いままでの技能

者の勘や経験に頼ったその場しのぎ的な対応を強いられて

おり、人的・時間的な余裕が少ないこともあって、デジタ

ルエンジニアリングによる高度な金型設計・開発・生産へ

とレベルアップする機会がなかなか取れないのが現状です。 

 そうした現状を打破して競争力を強化していくためには、

難成型材料の金型の開発と生産に対応でき、しかも「複雑

な形状の金型を高精度で早く安く、かつ、地域で」供給で

きるようにする必要があります。そのため今回は「金型技術」

を対象として、①技術・技能に加え、②デジタルエンジニ

アリング技術、③新加工技術を身につけた、高度な金型の

設計・解析・生産技術を創造できる地域の人材を育成する

ことを目的としています。 

 具体的なカリキュラム(右記)ですが、これからの金型

技術に取り組むうえで極めて実践的な講習内容となってい

ます。このうち(a)∼(e)は福岡県(九州工大・北九州市大)、

(f)は熊本県(熊本大)、(g)は大分県(日本文理大・県立工科

短期大学校)にて開講されます。なお大分県では、自動車

産 業 で よ く 利 用 さ れ る C A D (CATIA: 日 本 文 理 大 ) と C

AM(TOOLS:県立工科短期大学校)をツールとして講習を

行います。(a)∼(f)は金型製作について、ある程度知識のあ

る中級以上の技術者、(g)は初級以上の技術者が対象となっ

ています。1講座は1 2コマ(標準:1コマ9 0分)単位で、

いずれの講座も8月以降に順次開講されます。その詳細や

受講については、生産技術部・大塚(TEL 0 9 7 -5 9 6 -7 1 0 3)

までお問合せください。  

【高度金型中核人材育成のための講座一覧】    

(a) プレス金型設計講座  

・プレス金型のCAD/CAE解析の基礎と実践    

(b) プラスチック金型設計講座  

・流動解析による適切な金型設計と成型不良対策    

(c) デジタルエンジニアリングに必要な構造解析講座  

・解析法の基礎理論、解析結果の評価と金型の修正    

(d) 新加工技術講座  

・高速切削加工、多軸加工および金属粉末焼結技術等    

(e) 鋳造金型設計講座  

・ソリッドCADによる形状設計と鋳型設計    

( f ) 鍛造金型最適設計・評価講座  

・CAE解析による鋳造金型の最適設計と工程評価    

(g) 3次元CADによる金型モデル設計技術実習講座  

・CAD/ CAMによる金型設計と加工データ作成実習  

(生産技術部 大塚裕俊 o o t u k a @o i t a - r i . g o . j p) 

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ʙಅų إԓųʙಅųኰʼų

 当センターでは、企業の技術者・研究者を対象とした技

術研修を開催しております。本年度は個別技術に関する研

修を約1 0テーマ程度開催します。前期分の実施内容は以下

のとおりですので積極的にご参加ください。 

 詳細が決まりましたら、センターホームページ等でご案

内いたしますので、内容・受講料等をご確認ください。 

 後期分の研修につきましては、1 0月頃にご案内する予定

です。 

(技術支援部 船田 昌 h u n a d a @o i t a - r i . g o . j p) 

研 修 概 要  担 当  実施時期・期間  定員  受講料(予定)

MZ(ものづくり)プラットフォーム講習会 

ガスクロマトグラフ質量分析(GC/ MS)技術研修  

CDから起動するLinuxの活用に関する技術研修  

情報セキュリティにおける危険の実態とその対策 

Javaの活用技術(仮) 

1 5 

1 0 

1 0 

8 

2 0

無料 

無料 

無料 

1 0 0円 

3 ,0 0 0円  【実施済み】 

【実施済み】 

2 0 0 5 / 9∼1 1  の間の1日間  2 0 0 5 / 9∼1 1 

の間の1日間  2 0 0 5 / 1 0頃 

の間の3日間 

生産技術部 生産加工Gr.  

城門由人 0 9 7 - 5 9 6 - 7 1 0 3 

材料科学部 工業化学Gr.  

二宮信治 0 9 7 - 5 9 6 - 7 1 0 4 

情報産業部 情報システムGr.  

後藤和弘 0 9 7 - 5 9 6 - 7 1 0 2 

情報産業部 情報システムGr.  

幸嘉平太 0 9 7 - 5 9 6 - 7 1 0 2 

生産技術部 機能デバイスGr.  

(6)

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ʙಅų إԓųʙಅųኰʼų

 去る7月7日(木)、当センターの多目的ホールで平成1 7

年 度 第 1 回 食 品 加 工 技 術 高 度 化 研 修 会 を 開 催 し ま し た 。 県

内 各 地 の 農 村 女 性 起 業 を 始 め と し た 小 規 模 食 品 加 工 事 業 所

や農業団体、市町村や県の関係機関等から1 3 1名の参加が

あり、熱心に研修されました。  

  こ の 研 修 会 は 、 「 地 域 農 水 産 物 を 活 用 し た 特 産 品 開 発 や

品質向上等」を目的にこれまでも長年実施してきたものです。 

今 年 度 は 、「 商 品 化 及 び 品 質 管 理 技 術 の 向 上 」 を テ ー マ に 、

3 回 開 催 の 予 定 で す が 、 県 下 の 食 品 加 工 事 業 所 の 当 面 す る

問 題 点 や こ れ か ら の 試 作 開 発 等 に 役 立 つ 内 容 を 盛 り 込 ん で

い ま す 。 第 1 回 は 「 H A C C P 方 式 に よ る 食 品 衛 生 管 理 」

や 「 品 質 の 保 持 の た め の 包 装 資 材 の 選 び 方 」 を 、 そ れ ぞ れ

専 門 の 講 師 か ら プ ロ ジ ェ ク タ ー 画 面 を 使 っ て 講 演 を し て い

ただきました。「HACCP方式による食品衛生管理」では、

一 般 的 衛 生 管 理 を 含 め て 食 品 加 工 の 各 工 程 で の ゾ ー ニ ン グ

の 考 え 方 、 作 業 室 の レ イ ア ウ ト 、 作 業 方 法 や 清 掃 方 法 等 具

体的な改善事例をとおした衛生管理手法の内容でした。また、

「品質の保持のための包装資材の選び方」では、包装の機能、

包 装 フ ィ ル ム の 種 類 と 特 性 、 加 工 食 品 の 分 類 ( 流 通 、 p H、

殺 菌 処 理 ) に よ る 包 装 フ ィ ル ム の 選 び 方 、 各 種 加 工 食 品 の

包 装 例 の 内 容 で し た 。 研 修 後 の 感 想 で 、「 H A C C P 方 式 は

お 金 が か か る と 思 っ て い た が 、 社 員 み ん な で 注 意 し 、 守 れ

ば で き る と 分 か り ま し た 」「 パ ッ ケ ー ジ も 色 々 な フ ィ ル ム が

あることが勉強できた」「パッケージについては、デザイン・

色 ・ 表 示 に つ い て も っ と 学 習 し た い 」「 自 分 達 の 製 造 す る 加

工 品 に 合 っ た パ ッ ケ ー ジ を 紹 介 し て 欲 し い 」 な ど の 意 見 が

あ り ま し た 。 パ ッ ケ ー ジ に つ い て は 第 2 回 で 資 料 等 で 補 足

をしたいと考えています。 

  な お 、 こ れ か ら の 予 定 は 次 の と お り で す が 、 多 く の 食 品

事業所からの参加をお待ちしています。 

(食品産業部 香嶋章子 kashima- [email protected])

᳇᳔ȗȩȃȈȕǩȸȠᜒ፼˟Ʒ᧏͵ų

ʙಅų إԓų

 MZプラットフォーム講習会を7月2 1【初級】、2 2【中級】

日 に 開 催 い た し ま し た 。講 習 会 で は 、産 業 技 術 総 合 研 究 所 も

のづくり先端技術研究センターから講師2名を迎え、同セン

ターが開発した設計製造支援アプリケーション「MZ Platform」

の基本操作及びプログラム作成の実習を行いました。  

 MZ Platformは、ソフト開発プログラムではありますが、

一 般 的 な プ ロ グ ラ ム 言 語 の よ う に ソ ー ス コ ー ド を 使 用 す る

こ と な く 、 個 々 の ソ フ ト ウ ェ ア 部 品 ( コ ン ポ ー ネ ン ト ) を

処 理 に 応 じ て 連 結 し 、 機 能 化 す る こ と で 一 連 の 処 理 プ ロ グ

ラム(アプリケーション)を作成します。従って、ソフトウェ

アの専門的な知識が無い方でもオリジナルのアプリケーショ

ンを作成することができます。  

 実習では、電卓やグラフ(グラフとデータテーブルとの連動)、

ガ ン ト チ ャ ー ト ( 人 や 工 程 な ど の 管 理 に 使 用 さ れ る 帯 状 の

グ ラ フ ) な ど を 作 成 し ま し た 。ボ タ ン 、 グ ラ フ な ど の 画 面、

処 理 の コ ン ポ ー ネ ン ト を 処 理 順 に 連 結 す る こ と で 簡 単 に ア

プリケーションを作成することができました(下図)。 

 本講習会では、MZ Platformの操作法を主眼とし、複雑な

ア プ リ ケ ー シ ョ ン の 作 成 は あ り ま せ ん で し た が 、 生 産 管 理

シ ス テ ム 等 の ア プ リ ケ ー シ ョ ン 構 築 の た め の 基 本 的 な 操 作

を習得しました。  

※ MZプラットフォームについては、産業技術総合研究所ものづくり 先端技術研究センター MZプラットフォーム研究会ホームページ をご覧ください。 

h t t p : / / u n i t . a i s t . g o . j p / d i g i t a l - m f g / m z p f / m z _t o p . h t m l  

(生産技術部 城門由人 y u - k i d o @o i t a - r i . g o . j p) 

実施時期  研修内容 

2回 

3回 

① 「地域食材と加工品開発手法」 

② 技術アドバイス 

(ジャム、米粉パン等) 

① 「漬物と消費者ニーズ」 

② 発表、展示「漬物の品質評価」  9月1 6日(金) 

1 1月下旬 

1 3 : 0 0∼1 6 : 0 0 

(7)

πᚨᚾᠾ߻ᡲઃσӷᄂᆮǛ᧏ڼų

ʙಅų ኰʼų

 地域産業の振興と地域社会の発展を目的として、県内の公設試験研究機関が連携して、異分野技術の活用を図りながら農工

連携による共同研究を実施するもので、今年度は下記の2テーマについて共同研究を開始しています。 

⑴ 次世代型のセンシング技術を用いた家畜生体情

報の監視システムの開発  

(農林水産研究センター畜産試験場との共同研究)     

  家 畜 の 体 温 を 常 時 遠 隔 監 視 で き る シ ス テ ム を 開 発 す る こ

と に よ り 、 家 畜 の 健 康 管 理 や 発 情 ・ 分 娩 等 の 情 報 把 握 を 容

易にし、経営の安定と省力化を図ります。 

⑵ 杉皮の利用促進のための加工並びに利用技術開発 

(農林水産研究センター花き研究所との共同研究)     

 林業の振興とバイオマス資源の活用、環境保護の観点から、

林 産 廃 棄 物 で あ る 杉 皮 の 有 効 な 活 用 法 を 検 討 し 、 杉 皮 を 活

用した園芸用培地キットの開発に取り組みます。 

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 当センターでは、特許等の知的財産の活用による地域の

産業振興を目的として、特許情報活用支援アドバイザーと

特許流通アドバイザーを配置し、知的財産活用のための各

種相談に無料で対応しています。 

 ご要望があれば現地に伺いますので、お気軽にご相談く

ださい。 

 なお、アドバイザーは出張等で不在の場合もありますので、

来所される際には事前にご連絡をお願いします。    

場 所:大分県産業科学技術センター 技術支援部内 

連絡先:(社)発明協会大分県支部 tel: 0 9 7 - 5 9 6 - 7 1 2 1 

技術支援部      tel: 0 9 7 - 5 9 6 - 7 1 0 1 

(技術支援部 松本昌浩 matsu mo to @o ita- ri. g o . jp )

特許情報活用支援アドバイザー  大 井 敏 民  <業務> ・特許情報検索に関する相談、指導 

・特許情報活用に関するアドバイス 等   

特許流通アドバイザー  古 崎   宣 

<業務> ・特許取引・移転に関する指導  

・ライセンス契約に関するアドバイス 等 

(企画管理部 中原 恵 n akah ara@o ita- ri. g o . jp)  畜産試験場 

・センサパッケージの開発 

・体温基礎的データの収集 

・遠隔監視システムの構築 

産業科学技術センター 

・温度センサ、送受信アンテナの   最適化と評価 

・診断プログラムの最適化 

・遠隔監視システムの構築 

発熱  発熱 

発熱 

農場主  農家 

獣医/授精師  畜産センター 

情報センター 

コントローラ 

受信機 

発信機能付  温度センサ 

畜舎運動場 

出産をカメラ監視 

日田産業工芸試験所  生産技術部 

花き研究所 

●栽培に最適な条件を備えた   成型培地の開発  ●量産化を目的とした成型培   地加工装置(試作機)の開発  ●成型培地加工法の技術移転 

◆バーク成型培地の成分分析  ◆成型培地での栽培実証試験  ◆園芸用培地の商品化・流通化 

パンジー  ペチュニア  園芸苗種(例)  苗 

成型培地 

バーク  供給企業 

成型培地  加工企業 

花き  生産企業 

花き  販売企業 

家庭園芸  業務用  公共施設  レストラン 等 

ユーザー 

工 

農 

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 青少年の科学の心を育成するために、1 1月2 3日(水)勤労

感謝の日、科学技術の体験啓発イベント「2 0 0 5科学技術フェ

ア」を開催します。 

 フェアでは各種科学実験教室や工作教室などの開催を予

定しております。 

 参加の対象は、県内小学校4,5,6年生で、事前の申

込みが必要です。詳細については、1 0月初旬に、県内の各

小学校を経由してパンフレットを配布しますので、内容を

ご確認のうえお申込みください。 

(技術支援部 船田 昌 h u n a d a @o i t a - r i . g o . j p) 

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 大分大学の井上正文教授をリーダーとして、当センター

も参画して平成1 3年度から開発に取り組んできた建築用竹

製接合具(竹コネクター)については、既報(No.1 3 2)で

愛知万博の長久手日本政府館の建設に使用されていること

をご紹介しましたが、このたび(社)日本木材加工技術協会

の「第5 0回木材加工技術賞」を受賞しました。 

 平成1 4年に建築リサイクル法が施行開始となりましたが、

異種材料が混在する家屋の分別解体や再資源化は容易でなく、

特に柱や梁を接合している金具類の存在は再利用を目的と

した解体に時間を要するだけでなく、重機の刃物を傷める

恐れもあります。開発した竹製接合具が建築リサイクルへ

の効果をあげるためには、実際の家屋建築に使用されるこ

とが大前提です。 

 大分県産学官交流グループ「生物系材料の建築部材への

利用」では、この受賞を糧に、今後さらに建築基準法を視

野に入れた強度・耐久性の向上とデータ蓄積、製造システ

ムの確立に取り組みます。 

(企画管理部 中原 恵 n a k a h a r a @o i t a - r i . g o . j p) 

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 各方面から素材としての竹に注目が寄せられています。

愛知万博で竹が様々な形で使われていることはご存知と思

いますが、身近なものでは、竹繊維の入った服が作られたり、

住宅メーカーが内装にふんだんに竹を使った家を売り出し

たりしています。 

 そうした中、今年1 1月1 7日∼1 8日に竹の関係者が一堂

に会して意見交換や情報交換をする「全国竹の大会」が別

府市で開かれます。そこで、大会事業の一環として「竹の

デザインコンペ2 0 0 5実行委員会」を立ち上げて、竹の新た

な活用を全国から提案してもらうことになりました。 

 「明日に生きる」をキーワードに作品を募集します。皆

さんが感じる竹の魅力を自由にデザインして応募してくだ

さい。入賞作品は大会会場に展示される他、別府市竹細工

伝統産業会館での入賞入選作品展で展示されます。入賞は 

  

 ●  グランプリ  1点 副賞 10万円 

 ●  準グランプリ 1点 副賞  5万円 等です。 

  

 詳しくは事務局を担当する竹工芸・訓練支援センター 

研究指導課(担当:豊田、坂本)に問い合わせていただくか、

下記HPでご覧ください。 

h t t p : / / www. o it a- ri. g o . jp / n ews/ 2 0 0 5 / 2 0 0 5 0 6 2 1 g ist . p d f 

  

(竹工芸センター 豊田修身 t o y o d a @o it a - ri. g o . j p) 

技術情報おおいた〔大分県産業科学技術センター ニュース〕No.1 3 4 発行 平成1 7年9月1日 

〒8 7 0‐ 1 1 1 7 大分県大分市高江西1丁目4 3 6 1‐ 1 0

大 分 県 産 業 科 学 技 術 セ ン タ ー   技 術 支 援 部  Te l. 0 9 7‐5 9 6‐7 1 0 1 E- mail: tech- ad@oita- ri.go.jp 古紙配合率 7 0 %再生紙を使用しています 

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昨年の科学技術フェアの開催風景 

【お詫び】 

参照

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